Hamster-Powered Night Light



川角岳大 / 室井悠輔
Gakudai Kawasumi / Yusuke Muroi

2019年5月25日(土) - 6月9日(日)
Sat. May 25 - Sun. June 9, 2019
平日 Weekday: 12:00 - 19:00
土日祝 Weekends: 12:00 - 20:00



Design: Genki Abe (Tanuki)




 5月25日よりmumeiにて、川角岳大と室井悠輔の展覧会「Hamster-Powered Night Light」を開催いたします。
 ハムスターが回し車を回す理由には諸説あります。そのひとつに狭い空間に入れられたストレスによる常同行動が挙げられます。本来は一日で20キロも移動する夜行性の生き物であるため、ケージに入れるとその狭さから回し車を回し始めます。それは、衣食住など次の目的へ向かうための行為であり、そこへの移転として作用するものです。
  わたしたち人間も、普段から移動を繰り返します。その手段は徒歩や自転車、車と多様です。手段そのものが気晴らしの為の目的になることもあるでしょう。その手段は、様々な速度をもっており、それに応じて過ぎていく景色も変容します。また物理的に移動することができない暮らしの中に生きるとき、回し車を回すように何かを自らやってみることに至るのかもしれません。
  今回展示する2人の作家は、制作において近しい出発点を持っていますが、その両者のもつスピードの違いにより独自の道を歩んでいます。2つの異なる進み方が1つの空間に存在することで、個人同士を隔てていた壁を破壊し速度を混濁させることになるでしょう。




室井悠輔|Yusuke Muroi
1990年群馬県生まれ。2015年に東京藝術大学美術学部先端芸術表現科を卒業、2019年に同大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻を修了。
主に路上で遭遇する光景に既成品などを加えることで、その光景を変容させるような活動をおこなう。しかし、永続的には形に残らないことが多いため、完成時に記録した写真を作品とするようになる。また、芸術の周縁に強い関心を持ち、それをテーマとした大規模なインスタレーション制作もおこなう。
これまでの主な展示に「相手の作品を自分の作品で記述する。」(遊工房/2018年)、第21回岡本太郎現代芸術賞展(川崎市岡本太郎美術館/2018年)、全国美術・教育リサーチプロジェクト(東京藝術大学大学美術館/2017年)、ポコラート全国公募vol.6 受賞者展(アーツ千代田3331/2017)、「スーパーアカデミック」(個展/田野口ビル/神奈川/2016年)など。http://yusukemuroi.jp

川角岳大|Gakudai Kawasumi
1992年愛知県生まれ。2014年に愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業、2017年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了。
犬、ポット、スケートボードなど生活の中で散見されたものからモチーフを選び、作家自身の世界へと昇華されたような絵画を制作する。アプローチは絵画のみにとどまらず、ホームセンターでよく見かけるような建材を用いた立体作品などにも及ぶ。スケールを自由に変えながら示される彼の作品は、一貫して見ることの不可解さを我々に提示する。
これまでの主な展示に「罪なき理性 その先へ」(Komagome SOKO/2019年)、「タイミングの拍子」(個展/fresh/埼玉/2018年)、「small good things」(HAGIWARA PROJECTS/2018年)、「ki→」(個展/florist_gallery
N/2017年)、VOCA展2017(上野の森美術館/2017年)など。